来年はショパン国際ピアノコンクールの年
来年2025年は5年に1度のショパン国際ピアノコンクールがワルシャワで開催されます。開催中は私が留学し働いていたポーランド国立ショパン音楽大学も出場者の練習会場となり(生徒達は練習室を追われ、レッスンも防音が完璧でないため近い部屋のものは延期になりました)、同大学ピアノ科の教授陣は予備予選前の録音審査審査員であり、また街で過去のショパンコンクール入賞者が路線バスを待っているのを見かけたり、ワルシャワ在住中はショパンコンクールを身近に感じ、そして私も実際にホールに通ってコンクールを見て勉強しました。
先日10月1日、チケットの売出しがあり審査員も発表されました。今回審査員に入られたジュリアード兼カーティスのマクドナルド先生は2015年の時に出られた門下生達が大変上手だったことが印象的で、今回の審査、参加者の演奏が個人的には楽しみであります。またフランスからはミシェル・ベロフ先生、パリ国立音楽院の名誉教授がいらっしゃいます。フランス人が近年はお隣り先のチャイコフスキー国際コンクールで活躍しているので、ショパンコンクールにも出てくれたら面白いだろうなぁと思っています。
ポーランドでは国内の演奏でミスがあったり難があっても才能を見つけ育ててくれる文化があり、時間をかけて育ちショパンコンクールで演奏するピアニスト達を見ました。ミスや未熟さを通り越えてプロが見抜くその目には今も興味があります。
我が国、日本では2つの派遣コンクールが開催されていて、こちらのコンクールで上位入賞すると録音審査免除で予備予選に直接行けるようです。
◎ 第5回日本ショパンピアノコンクール2024
http://chopin-society-japan.com/top/2024-competition/
◎ 第6回派遣コンクール (ショパン国際ピアノコンクールin Asia)
https://www.chopin-asia.com/6th_delegate_competition/
ご健闘を祈ってます✨