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ショパンのバラードとワルシャワの夜

ショパンのバラードといえば、ポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィチがいます。

パリで交流を深めた二人。ショパンはミツキェヴィチの詩からインスピレーションを受けたと伝えられています。特に、バラード第2番は、対照的な情景が次々と移り変わり、まるで詩の世界が音楽によって描かれているかのように感じられます。

先日、ショパン音楽大学時代の元同僚のピアニストとチャットをしていたところ、

「ミホ、今夜は何をしているの? バラードのコーダについて考えているの?」

とメッセージが届きました。

最近バラード第1番に取り組んでいることを話したばかりだったのですが、その言葉に、ふとワルシャワでの生活を思い出しました。

フランスでもワルシャワでも家に防音室はなく、ピアノの練習ができるのは19時頃まで。そのあとは実際に音を出さず、音楽について思いを巡らせたり、頭の中で響きを想像したりして過ごしていました。

夜空を眺めながら、作品の解釈や音の響きをあれこれ想像する。そんな時間もまた、演奏準備の楽しみのひとつですね。